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準決勝:ばし vs. じゃーまん

準決勝:ばし vs. じゃーまん

By 週末☆ヒロイン?


 バスターミラーと一口に言っても、細かくアーキタイプは分かれる。

 「霊峰バスター」ならば、安定性と柔軟性に飛んでいる。《神秘の宝箱》という一見マナチャージするだけのカードが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を組み合わさることで、状況に応じ最適解を導き出せるサーチカードへと変貌する。横並び、ホード系デッキに対し無類の強さを誇る。

 「赤青バスター」は、速さだろう。速さはいつだって強さ足りえる。3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》は、《勝利のアパッチ・ウララー》と相まり、いつだって勝利を届けてくれる。速さは、強さだ。
 その屋台骨を支えるのは、《熱湯グレンニャー》《月光電人オボロカゲロウ》に代表される2コストドロークリーチャー。

 そして何より赤青を選択する理由は《異端流し オニカマス》に他ならない。バスターミラーを一方的な虐殺劇へと変貌させるのは、このちっぽけな2コストクリーチャーだ。相手の革命チェンジを許さず、超次元ゾーンも使わせない。

 準決勝で対戦するのは、ばしじゃーまん

 彼らのデッキはバスターによるミラーマッチだ。

IMG_5573.jpg

Game1

 先手のじゃーまんの初動は《終末の時計 ザ・クロック》とかなり大人しいもの。

 対するばしは、《爆砕面 ジョニーウォーカー》でマナ加速を果たすと、デッキ名にもなっている《次元の霊峰》《百族の長 プチョヘンザ》をサーチする。

 じゃーまん《“龍装”チュリス》をチャージし、《プラチナ・ワルスラS》へ進化、W・ブレイク。この過程で《ディメンジョン・ゲート》がトリガーし、ばしの手札には《蒼き団長 ドギラゴン剣》が入る。

 5マナ目をチャージすると《漢の2号 ボスカツ剣》を召喚、即アタックから《蒼き団長 ドギラゴン剣》へ革命チェンジし、《勝利のアパッチ・ウララー》《勝利のリュウセイ・カイザー》をバトルゾーンに出すビックムーブ。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》250・351


 じゃーまん《光牙忍ハヤブサマル》《蒼き団長 ドギラゴン剣》をブロックし一命を取り留めるが、後続の《勝利のアパッチ・ウララー》が特攻を図ったことで、ばし《紅蓮の怒 鬼流院 刃》を追加、バトルに勝ち《勝利のプリンプリン》までも出す。

 かなり厳しい状況だ。それでもじゃーまん《“龍装”チュリス》を走らせると《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチェンジ、ファイナル革命で《勝利の道標レティーシャ》をマナから、《勝利のリュウセイ・カイザー》を超次元ゾーンからそれぞれ場に出し、ばしのシールド3枚全てを破壊する。

 これでばしのシールドは0枚。トリガーを考慮しても、1枚ならば《勝利の道標レティーシャ》《勝利のリュウセイ・カイザー》がダイレクトアタックを決める、、、はずだった。

 ばしは1枚のトリガーを提示する。

《SMAPON》250・346


 じゃーまん《勝利の道標レティーシャ》を破壊するが、問題はそこではない。

 3枚全てのシールドをブレイクしたことで、スーパー・S・トリガーが発動し無敵状態となってしまうのだ。

 じゃーまん《勝利のリュウセイ・カイザー》でのアタックを諦め、ターンを返す。

 ばし《次元の霊峰》で2枚目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》をサーチすると、バトルゾーンの《蒼き団長 ドギラゴン剣》と入れ替える。

 ファイナル革命で《音精 ラフルル》を出すことで、トリガーによる逆転の芽を摘むと、ダイレクトアタックを決めた。

ばし 1-0 じゃーまん


Game2

 じゃーまん《終末の時計 ザ・クロック》ばし《フェアリー・ライフ》でブーストとGame1と同じ流れ。

 しかし今回はばしが早い。3ターン目に《“龍装”チュリス》《蒼き団長 ドギラゴン剣》《勝利のアパッチ・ウララー》のA定食を完成させると、超次元ゾーンから《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼び出す。

 強気に3枚、2枚とブレイクし、最後《勝利のアパッチ・ウララー》で決める。

 仮に除去系トリガーを踏んでも《勝利のアパッチ・ウララー》なら、再度超次元ゾーンからクリーチャーを呼び出し、アタック可能。誰もがばしの勝利を確信していたことだろう。

 じゃーまんは1枚の呪文を公開する。

《ドンドン吸い込むナウ》250・350


これにより《“乱振”舞神 G・W・D》を手札に加え、《勝利のアパッチ・ウララー》をバウンスする。そう、破壊ではなく、バウンスだ。そのため《勝利のアパッチ・ウララー》の効果は誘発しない。

 生き残った。しかしじゃーまんの前にシールドはなく、その命は風前の灯。

 Game1と同じ状況、ここで再び《SMAPON》を踏めば負けてしまう。

 いや、迷っている場合ではない。ブレイクしなければ、座して死を待つのみ。

 じゃーまん《“龍装”チュリス》を召喚すると自身を《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと変化させシールドをブレイクする。

 《勝利のアパッチ・ウララー》により呼び出された《勝利のリュウセイ・カイザー》でW・ブレイク。

 じゃーまんはまたも《SMAPON》を踏んでしまうが、今回は勝利の女神もばしではなく、じゃーまんへと微笑んだ。

 《SMAPON》がトリガーしたのは《蒼き団長 ドギラゴン剣》によるT・ブレイク時。そのためスーパー・S・トリガーは発動せず、《勝利のアパッチ・ウララー》を破壊するのみ。

 超次元から新たにクリーチャーを呼び出すと、ダイレクトアタックを決めた。

ばし 1-1 じゃーまん


Game3

 初めてばしの先手で始まり、《次元の霊峰》《蒼き団長 ドギラゴン剣》を手札に加える。

 先手3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》に対処するのは、非常に難しい。

 だがじゃーまんはやってのける。踏み倒し絶対的メタカード《異端流し オニカマス》だ。

《異端流し オニカマス》250・348


 ばし《蒼き団長 ドギラゴン剣》は走れない。だが走れないからといってやられるのを待つわけにはいかない。必殺の一撃に備え、《五郎丸コミュニケーション》《音精 ラフルル》を探し出し、《神秘の宝箱》《勝利のアパッチ・ウララー》をマナへ埋める。

 じゃーまん《熱湯グレンニャー》を召喚すると《プラチナ・ワルスラS》へ進化させ、W・ブレイク。トリガーは、ない。

 ばしじゃーまん《蒼き団長 ドギラゴン剣》を止めるため、《ウソと盗みのエンターテイナー》を召喚する。

 しかしそれすらも対処する。《超次元ムシャ・ホール》《ウソと盗みのエンターテイナー》を除去すると、《勝利のガイアール・カイザー》《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチャンジ、《勝利のアパッチ・ウララー》で自然文明のカードを当てる。

 スピード・アタッカーを得た《紅蓮の怒 鬼流院 刃》がブレイクすると2体の《SMAPON》が飛び出し、《異端流し オニカマス》が破壊され、ばしは無敵状態に。

 マッチアップを通し2度目の《SMAPON》の無敵効果。まさかまさかでターンはばしへと移る。

 7マナ目をチャージすると《“乱振”舞神 G・W・D》《“龍装”チュリス》を召喚し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと昇華させ、《音精 ラフルル》で呪文系トリガーを封じ、ブレイクする。

 だが。

 《SMAPON》によるシーソーゲーム、ここでも天が味方したのは、じゃーまんであった。

 二度あることは三度ある。

 場に出るのは《SMAPON》

《SMAPON》250・346


 《音精 ラフルル》状況下で唯一にして、絶対の解答。このちっぽけなクリーチャーがバトルゾーンに出ると、シールド0枚のばしはカードを片付けるしかなかった。

ばし 1-2 じゃーまん

Winner:じゃーまん
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