準決勝:ばし vs. じゃーまん
- 2018/02/18
- 08:19
準決勝:ばし vs. じゃーまん
By 週末☆ヒロイン?
バスターミラーと一口に言っても、細かくアーキタイプは分かれる。
「霊峰バスター」ならば、安定性と柔軟性に飛んでいる。《神秘の宝箱》という一見マナチャージするだけのカードが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を組み合わさることで、状況に応じ最適解を導き出せるサーチカードへと変貌する。横並び、ホード系デッキに対し無類の強さを誇る。
「赤青バスター」は、速さだろう。速さはいつだって強さ足りえる。3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》は、《勝利のアパッチ・ウララー》と相まり、いつだって勝利を届けてくれる。速さは、強さだ。
その屋台骨を支えるのは、《熱湯グレンニャー》や《月光電人オボロカゲロウ》に代表される2コストドロークリーチャー。
そして何より赤青を選択する理由は《異端流し オニカマス》に他ならない。バスターミラーを一方的な虐殺劇へと変貌させるのは、このちっぽけな2コストクリーチャーだ。相手の革命チェンジを許さず、超次元ゾーンも使わせない。
準決勝で対戦するのは、ばしとじゃーまん。
彼らのデッキはバスターによるミラーマッチだ。
Game1
先手のじゃーまんの初動は《終末の時計 ザ・クロック》とかなり大人しいもの。
対するばしは、《爆砕面 ジョニーウォーカー》でマナ加速を果たすと、デッキ名にもなっている《次元の霊峰》で《百族の長 プチョヘンザ》をサーチする。
じゃーまんは《“龍装”チュリス》をチャージし、《プラチナ・ワルスラS》へ進化、W・ブレイク。この過程で《ディメンジョン・ゲート》がトリガーし、ばしの手札には《蒼き団長 ドギラゴン剣》が入る。
5マナ目をチャージすると《漢の2号 ボスカツ剣》を召喚、即アタックから《蒼き団長 ドギラゴン剣》へ革命チェンジし、《勝利のアパッチ・ウララー》で《勝利のリュウセイ・カイザー》をバトルゾーンに出すビックムーブ。
じゃーまんも《光牙忍ハヤブサマル》で《蒼き団長 ドギラゴン剣》をブロックし一命を取り留めるが、後続の《勝利のアパッチ・ウララー》が特攻を図ったことで、ばしは《紅蓮の怒 鬼流院 刃》を追加、バトルに勝ち《勝利のプリンプリン》までも出す。
かなり厳しい状況だ。それでもじゃーまんは《“龍装”チュリス》を走らせると《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチェンジ、ファイナル革命で《勝利の道標レティーシャ》をマナから、《勝利のリュウセイ・カイザー》を超次元ゾーンからそれぞれ場に出し、ばしのシールド3枚全てを破壊する。
これでばしのシールドは0枚。トリガーを考慮しても、1枚ならば《勝利の道標レティーシャ》か《勝利のリュウセイ・カイザー》がダイレクトアタックを決める、、、はずだった。
ばしは1枚のトリガーを提示する。
じゃーまんの《勝利の道標レティーシャ》を破壊するが、問題はそこではない。
3枚全てのシールドをブレイクしたことで、スーパー・S・トリガーが発動し無敵状態となってしまうのだ。
じゃーまんは《勝利のリュウセイ・カイザー》でのアタックを諦め、ターンを返す。
ばしは《次元の霊峰》で2枚目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》をサーチすると、バトルゾーンの《蒼き団長 ドギラゴン剣》と入れ替える。
ファイナル革命で《音精 ラフルル》を出すことで、トリガーによる逆転の芽を摘むと、ダイレクトアタックを決めた。
ばし 1-0 じゃーまん
Game2
じゃーまんは《終末の時計 ザ・クロック》、ばしは《フェアリー・ライフ》でブーストとGame1と同じ流れ。
しかし今回はばしが早い。3ターン目に《“龍装”チュリス》、《蒼き団長 ドギラゴン剣》、《勝利のアパッチ・ウララー》のA定食を完成させると、超次元ゾーンから《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼び出す。
強気に3枚、2枚とブレイクし、最後《勝利のアパッチ・ウララー》で決める。
仮に除去系トリガーを踏んでも《勝利のアパッチ・ウララー》なら、再度超次元ゾーンからクリーチャーを呼び出し、アタック可能。誰もがばしの勝利を確信していたことだろう。
じゃーまんは1枚の呪文を公開する。
これにより《“乱振”舞神 G・W・D》を手札に加え、《勝利のアパッチ・ウララー》をバウンスする。そう、破壊ではなく、バウンスだ。そのため《勝利のアパッチ・ウララー》の効果は誘発しない。
生き残った。しかしじゃーまんの前にシールドはなく、その命は風前の灯。
Game1と同じ状況、ここで再び《SMAPON》を踏めば負けてしまう。
いや、迷っている場合ではない。ブレイクしなければ、座して死を待つのみ。
じゃーまんは《“龍装”チュリス》を召喚すると自身を《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと変化させシールドをブレイクする。
《勝利のアパッチ・ウララー》により呼び出された《勝利のリュウセイ・カイザー》でW・ブレイク。
じゃーまんはまたも《SMAPON》を踏んでしまうが、今回は勝利の女神もばしではなく、じゃーまんへと微笑んだ。
《SMAPON》がトリガーしたのは《蒼き団長 ドギラゴン剣》によるT・ブレイク時。そのためスーパー・S・トリガーは発動せず、《勝利のアパッチ・ウララー》を破壊するのみ。
超次元から新たにクリーチャーを呼び出すと、ダイレクトアタックを決めた。
ばし 1-1 じゃーまん
Game3
初めてばしの先手で始まり、《次元の霊峰》で《蒼き団長 ドギラゴン剣》を手札に加える。
先手3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》に対処するのは、非常に難しい。
だがじゃーまんはやってのける。踏み倒し絶対的メタカード《異端流し オニカマス》だ。
ばしの《蒼き団長 ドギラゴン剣》は走れない。だが走れないからといってやられるのを待つわけにはいかない。必殺の一撃に備え、《五郎丸コミュニケーション》で《音精 ラフルル》を探し出し、《神秘の宝箱》で《勝利のアパッチ・ウララー》をマナへ埋める。
じゃーまんは《熱湯グレンニャー》を召喚すると《プラチナ・ワルスラS》へ進化させ、W・ブレイク。トリガーは、ない。
ばしはじゃーまんの《蒼き団長 ドギラゴン剣》を止めるため、《ウソと盗みのエンターテイナー》を召喚する。
しかしそれすらも対処する。《超次元ムシャ・ホール》で《ウソと盗みのエンターテイナー》を除去すると、《勝利のガイアール・カイザー》を《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチャンジ、《勝利のアパッチ・ウララー》で自然文明のカードを当てる。
スピード・アタッカーを得た《紅蓮の怒 鬼流院 刃》がブレイクすると2体の《SMAPON》が飛び出し、《異端流し オニカマス》が破壊され、ばしは無敵状態に。
マッチアップを通し2度目の《SMAPON》の無敵効果。まさかまさかでターンはばしへと移る。
7マナ目をチャージすると《“乱振”舞神 G・W・D》と《“龍装”チュリス》を召喚し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと昇華させ、《音精 ラフルル》で呪文系トリガーを封じ、ブレイクする。
だが。
《SMAPON》によるシーソーゲーム、ここでも天が味方したのは、じゃーまんであった。
二度あることは三度ある。
場に出るのは《SMAPON》。
《音精 ラフルル》状況下で唯一にして、絶対の解答。このちっぽけなクリーチャーがバトルゾーンに出ると、シールド0枚のばしはカードを片付けるしかなかった。
ばし 1-2 じゃーまん
Winner:じゃーまん
By 週末☆ヒロイン?
バスターミラーと一口に言っても、細かくアーキタイプは分かれる。
「霊峰バスター」ならば、安定性と柔軟性に飛んでいる。《神秘の宝箱》という一見マナチャージするだけのカードが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を組み合わさることで、状況に応じ最適解を導き出せるサーチカードへと変貌する。横並び、ホード系デッキに対し無類の強さを誇る。
「赤青バスター」は、速さだろう。速さはいつだって強さ足りえる。3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》は、《勝利のアパッチ・ウララー》と相まり、いつだって勝利を届けてくれる。速さは、強さだ。
その屋台骨を支えるのは、《熱湯グレンニャー》や《月光電人オボロカゲロウ》に代表される2コストドロークリーチャー。
そして何より赤青を選択する理由は《異端流し オニカマス》に他ならない。バスターミラーを一方的な虐殺劇へと変貌させるのは、このちっぽけな2コストクリーチャーだ。相手の革命チェンジを許さず、超次元ゾーンも使わせない。
準決勝で対戦するのは、ばしとじゃーまん。
彼らのデッキはバスターによるミラーマッチだ。
Game1
先手のじゃーまんの初動は《終末の時計 ザ・クロック》とかなり大人しいもの。
対するばしは、《爆砕面 ジョニーウォーカー》でマナ加速を果たすと、デッキ名にもなっている《次元の霊峰》で《百族の長 プチョヘンザ》をサーチする。
じゃーまんは《“龍装”チュリス》をチャージし、《プラチナ・ワルスラS》へ進化、W・ブレイク。この過程で《ディメンジョン・ゲート》がトリガーし、ばしの手札には《蒼き団長 ドギラゴン剣》が入る。
5マナ目をチャージすると《漢の2号 ボスカツ剣》を召喚、即アタックから《蒼き団長 ドギラゴン剣》へ革命チェンジし、《勝利のアパッチ・ウララー》で《勝利のリュウセイ・カイザー》をバトルゾーンに出すビックムーブ。
じゃーまんも《光牙忍ハヤブサマル》で《蒼き団長 ドギラゴン剣》をブロックし一命を取り留めるが、後続の《勝利のアパッチ・ウララー》が特攻を図ったことで、ばしは《紅蓮の怒 鬼流院 刃》を追加、バトルに勝ち《勝利のプリンプリン》までも出す。
かなり厳しい状況だ。それでもじゃーまんは《“龍装”チュリス》を走らせると《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチェンジ、ファイナル革命で《勝利の道標レティーシャ》をマナから、《勝利のリュウセイ・カイザー》を超次元ゾーンからそれぞれ場に出し、ばしのシールド3枚全てを破壊する。
これでばしのシールドは0枚。トリガーを考慮しても、1枚ならば《勝利の道標レティーシャ》か《勝利のリュウセイ・カイザー》がダイレクトアタックを決める、、、はずだった。
ばしは1枚のトリガーを提示する。
じゃーまんの《勝利の道標レティーシャ》を破壊するが、問題はそこではない。
3枚全てのシールドをブレイクしたことで、スーパー・S・トリガーが発動し無敵状態となってしまうのだ。
じゃーまんは《勝利のリュウセイ・カイザー》でのアタックを諦め、ターンを返す。
ばしは《次元の霊峰》で2枚目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》をサーチすると、バトルゾーンの《蒼き団長 ドギラゴン剣》と入れ替える。
ファイナル革命で《音精 ラフルル》を出すことで、トリガーによる逆転の芽を摘むと、ダイレクトアタックを決めた。
ばし 1-0 じゃーまん
Game2
じゃーまんは《終末の時計 ザ・クロック》、ばしは《フェアリー・ライフ》でブーストとGame1と同じ流れ。
しかし今回はばしが早い。3ターン目に《“龍装”チュリス》、《蒼き団長 ドギラゴン剣》、《勝利のアパッチ・ウララー》のA定食を完成させると、超次元ゾーンから《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼び出す。
強気に3枚、2枚とブレイクし、最後《勝利のアパッチ・ウララー》で決める。
仮に除去系トリガーを踏んでも《勝利のアパッチ・ウララー》なら、再度超次元ゾーンからクリーチャーを呼び出し、アタック可能。誰もがばしの勝利を確信していたことだろう。
じゃーまんは1枚の呪文を公開する。
これにより《“乱振”舞神 G・W・D》を手札に加え、《勝利のアパッチ・ウララー》をバウンスする。そう、破壊ではなく、バウンスだ。そのため《勝利のアパッチ・ウララー》の効果は誘発しない。
生き残った。しかしじゃーまんの前にシールドはなく、その命は風前の灯。
Game1と同じ状況、ここで再び《SMAPON》を踏めば負けてしまう。
いや、迷っている場合ではない。ブレイクしなければ、座して死を待つのみ。
じゃーまんは《“龍装”チュリス》を召喚すると自身を《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと変化させシールドをブレイクする。
《勝利のアパッチ・ウララー》により呼び出された《勝利のリュウセイ・カイザー》でW・ブレイク。
じゃーまんはまたも《SMAPON》を踏んでしまうが、今回は勝利の女神もばしではなく、じゃーまんへと微笑んだ。
《SMAPON》がトリガーしたのは《蒼き団長 ドギラゴン剣》によるT・ブレイク時。そのためスーパー・S・トリガーは発動せず、《勝利のアパッチ・ウララー》を破壊するのみ。
超次元から新たにクリーチャーを呼び出すと、ダイレクトアタックを決めた。
ばし 1-1 じゃーまん
Game3
初めてばしの先手で始まり、《次元の霊峰》で《蒼き団長 ドギラゴン剣》を手札に加える。
先手3ターン目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》に対処するのは、非常に難しい。
だがじゃーまんはやってのける。踏み倒し絶対的メタカード《異端流し オニカマス》だ。
ばしの《蒼き団長 ドギラゴン剣》は走れない。だが走れないからといってやられるのを待つわけにはいかない。必殺の一撃に備え、《五郎丸コミュニケーション》で《音精 ラフルル》を探し出し、《神秘の宝箱》で《勝利のアパッチ・ウララー》をマナへ埋める。
じゃーまんは《熱湯グレンニャー》を召喚すると《プラチナ・ワルスラS》へ進化させ、W・ブレイク。トリガーは、ない。
ばしはじゃーまんの《蒼き団長 ドギラゴン剣》を止めるため、《ウソと盗みのエンターテイナー》を召喚する。
しかしそれすらも対処する。《超次元ムシャ・ホール》で《ウソと盗みのエンターテイナー》を除去すると、《勝利のガイアール・カイザー》を《蒼き団長 ドギラゴン剣》へチャンジ、《勝利のアパッチ・ウララー》で自然文明のカードを当てる。
スピード・アタッカーを得た《紅蓮の怒 鬼流院 刃》がブレイクすると2体の《SMAPON》が飛び出し、《異端流し オニカマス》が破壊され、ばしは無敵状態に。
マッチアップを通し2度目の《SMAPON》の無敵効果。まさかまさかでターンはばしへと移る。
7マナ目をチャージすると《“乱振”舞神 G・W・D》と《“龍装”チュリス》を召喚し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと昇華させ、《音精 ラフルル》で呪文系トリガーを封じ、ブレイクする。
だが。
《SMAPON》によるシーソーゲーム、ここでも天が味方したのは、じゃーまんであった。
二度あることは三度ある。
場に出るのは《SMAPON》。
《音精 ラフルル》状況下で唯一にして、絶対の解答。このちっぽけなクリーチャーがバトルゾーンに出ると、シールド0枚のばしはカードを片付けるしかなかった。
ばし 1-2 じゃーまん
Winner:じゃーまん
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